再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医学部を再受験した人のブログ。国立大学医学科5年。在学中に結婚し、娘も生まれました。

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実際、医学部入試面接ってどんな感じなの?

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

今回は実際にどんな医学部入試において面接が行われているのか、僕の面接を通して書きたいと思います。

 

 

 

くどいようですが、あくまで一例としてみていただければと思います。

 

 

面接の準備

まず、僕の面接に対する準備ですが

・医師を志した理由(これはどんな医師になりたいか、に直結します)

・学校の志望動機

をスムーズにいえる程度用意したくらいです。

 

よくある「医学部面接対策」みたいな参考書は読んでいません。 半年前まで働いていて、病院のことや医療のことを少し知っていたからですね。

 

また、面接の模擬練習などもしてません。面接の得点は基本的に減点方式であると思いますので、倫理的にアウトだったり、論理が破綻していたり、コミュニケーションに問題ありと判断されたりしなければ大きな減点はないだろうと考えてました。就活の際にお作法も一通り経験してましたので、これで減点されるのであれば、ほぼ再受験のせいだろうという気持ちでいました。

 

 

実際に行われた質問と回答

特定を防止するために、一部改変しております。

 

まず、形式は

・約10分

・面接官2名の個人面接

・面接得点あり

 

では見てみましょう。

 

 

(入室して受験番号、氏名を言った後、着席)

 

面「まず、支援を行う際の心構えについて、あなたの考えを聞かせてください。」

僕「その人が何を望んでいるのか、その人には何が求められるのかを知る必要があります。そこに過不足のない支援を行うための準備が大事だと思います。また、メインとなる人、実際に行動する人は支援される人です。決して独りよがりになったり、支援の押し付けにならぬような配慮が必要だと思います。」

 

面「なぜ、医学部に入りたいと思いましたか?」

僕「自分は理学療法士として病院に勤務しておりました。そこで、リハビリテーション以外にももっと医学的に深く学び、自分で患者さんにアプローチしたいと思いました。」

 

面「いつまで勤務していたのですか?」

僕「昨年6月までです」

 

面「なぜ、この大学を受けようと思いましたか?」

僕「理由は3つあります。一つは学びたいことが学べることです。もう一つは、より受かりやすいと感じたためです。現役生と比較して○○年回り道していることになるので、一年でも早く受かることを考えました。最後の一つは、他の条件に合う大学より、地理的に身近であったことです。」

 

面「どこかの大学を出られましたか?」

僕「はい。○○大学を△△年に入学し、◇◇年に卒業しております。」

 

面「調査書には▼▼部と書いてますね」

僕「はい。▼▼をずっと続けております。高校と大学では、□□大会に出場しております。」

 

前の大学の質問辺りから、雑談っぽくなっていて、これより後は本当に雑談でした。驚いたのは先生の手元に調査書しかなかったこと。願書には経歴を書く所があったのですが、先生は見たことなかったとのことでした。

 

 

答えを準備しておいた方がいい(と思う)質問

・なぜ医師になりたいと思ったのか?

 入学後に受験の話を聞くと、ちらほら「それは看護師ではできないことなの?」「他にも医療職はたくさんあるよね?」みたいなことを聞かれたという話を聞きます。「医師」になりたい積極的な理由を用意しておくといいでしょう。ただし、他の職種を軽んじる発言は絶対にだめです。現にこれで推薦入試を落とされた人がいます。そういう人はそもそも臨床に向いていませんし、落ちればいいと思ってるんですけど、思っていなかったとしても「軽んじている」ともとられる発言をしないように注意しないといけません。

 

・なぜ、この大学を志望したのか?

これ、すごく難しいです。小さいころからずっと住んでいる現役生は答えやすいでしょうけど。僕の場合ははっきりと「合格しやすいから」と言ってしまいました。後日、面接を担当して頂いた先生とお話しする機会があったのですが、それで減点することはなかったとのことでした。(うちの大学で、その先生だからかもしれません)

一応、ホームページなどで業績などを確認するというのも手段としてありますが、印象がよくない場合もあるようです。 

 

・どのような医師になりたいか?

「○○科の医師になりたいです」と具体的に科目を述べるのも良し、「患者さんにやさしく接し、安心させられる医師」と医師像について述べるのもいいです。前者の場合は、「その科の医師になってからどのように働くか」という追加質問がある場合がありますし、後者の場合は「その手段はどのように考えているか」などの追加質問が考えられます。自分を見直す意味にもなりますし、少し深く考えていていいかもしれません。

 

これは面接を担当された複数の先生から聞いたことなのですが、「地域医療」という言葉にあまりいい印象がない先生もいるようです。地域包括ケアや看取りなどで、地域医療が重視されていますので、言いたい気持ちはわかります。しかし、地元の高校では「将来は地域医療と言おう」みたいな指導がされているところも多いらしく、多くの受験生が地域医療を言うそうです。はっきり印象に残らないと仰ってました。

 

本当に地域医療やへき地医療がやりたいのなら言うべきですが、特にないのに「地域医療」を言うのは僕はあまり勧められません。地域医療をするにしても、「どういう医師でありたいか」「何科で?」みたいな話はつきまといますから、あまり意味はないんじゃないかなと。

 

「気になる医療トピックは?」とか「少子高齢化対策について考えること」とか他を挙げればキリがないので、最重要と思われるもののみ挙げました。どうせ聞かれても数問なので、これだけの対策をするのはコスパはあんまりよくないですね。日々アンテナを張っておくほうがいいかと思います。

 

 

面接一発落ちはあるのか?

あるかないかで言えばあります。複数の先生に聞いたところ、うちの大学では「明らかにコミュニケーションや資質に問題ありとされる場合には落とす」という方針だそうです。

 

また、合格最低点を超えていても、面接で落とされた人の成績通知を見せてもらったことがあります。その大学の要綱には「面接で担当者が不適格と判断した場合は、成績によらず不合格」と書いてありました。その人も再受験生なのですが、本当に面接でアウトなことを言ったのか、再受験が理由で落とされたのかはわかりません。いずれにしても、面接で一発落ち、というのは現実にはあることになります。(この大学は聞かれても答えませんのであしからず)

 

 

不透明なところがあり、志望校選びにも関わってくる面接、何か参考になればと思います。Twitterで質問箱を設置してますので、何かありましたらご気楽にどうぞ。