再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医学部を再受験した人のブログ。国立大学医学科5年。在学中に結婚し、娘も生まれました。

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退職→再受験に最低いくらかかる?貯金の目安は100万円。

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

お金の問題、気になりますよね。僕も悩みましたし、質問箱にも投稿を頂きました。

 

 

今回は、「再受験にお金がいくらかかるのか?」「いくらあれば再受験のために仕事を辞めてもいいのか?」について、調べてみようと思います。

 

 

試算のための条件設定

試算するにあたって、条件を適当に決めたいと思います。具体的に計算するために用いているので、多少の「いや、それはないでしょ」という条件があっても目をつぶっていただいて。大幅に違ってたりするのなら教えてください。そうじゃないと、「かかるお金は人それぞれです」みたいな何にも役に立たない結論が出てしまいます。実際には人それぞれなんだろうけど、「なんとなくこれくらい」みたいなのを出すのを目標としてますので。

 

お金にまつわる数字は見つけたホームページや計算サイトにて出しています。できるだけ、数字の根拠や考えた過程を書くようにします。

 

【条件設定】

・30歳、昨年の年収は400万円、退職金なし

・雇用保険加入あり、自己都合退職、正当な理由なし

・独身、扶養家族なし

・退職後は実家に住む

・退職日は2018年12月31日、2020年一般入試受験予定(勉強期間約1年)

・2020年3月31日までの費用(入学金)を算出する

 

※ちょっと説明※

・30歳、昨年の年収は400万円、退職金なし

働きながら再受験している人ということで年齢は30歳に設定。年収と国民健康保険料を求めるのに使用するだけで、特に大した意味はありません。

 

平均年収.jp

heikinnenshu.jp

より、30-34歳の平均年収は405万であるとのことなので、分かりやすく年収は400万としました。退職金により収入が増えると計算がめんどうになるので、今回はなしで。

 

・雇用保険加入あり、自己都合退職、正当な理由なし、連続勤務5年以上10年未満

失業手当に関わってきます。正社員が「受験したいので」でやめる場合はほぼ「自己都合退職、正当な理由なし」になります。

 

・独身、扶養家族なし

住民税、国民健康保険料に関わってきます。

 

 

出費はどれくらい?

さて、実際に色々な出費を算出してみましょう。分類は

①払わなくてはいけないお金

②生活するのに必要なお金

③受験勉強に必要なお金

④合格したら必要なお金

とします。

 

①払わなくてはいけないお金

住民税:約20万円(最大187,917円:年4回[6月、8月、10月、翌1月])

住民税が最も高い&安い自治体(市&区)はどこ?【2018年版ランキング】|サラリーマンの税金計算してみたブログより。自治体による変動あり。)

国民健康保険料:約30万円(全国平均281,419円:6月~翌年3月に渡って納める)

年収400万円の国民健康保険はいくら?全国1400都市の平均値で国保保険料を試算!より。自治体による変動あり。)

国民年金保険料:約20万円(平成30年度保険料16,340円×15か月=196,080円:納付方法様々。)

平成30年度の国民年金保険料はいくら?より。)

 

住民税、国民健康保険料は自治体によって納める額が変わります。住民税は大きくても1万円程度の差です。しかし、国民健康保険料は同じ「30歳、年収400万円」でも、同じ都道府県でも、自治体によってめちゃくちゃ変わるので調べててびっくりしました。(例えば同じ大阪府でも東大阪市だと378,375円だけど、摂津市は259,186円です。)

 

下のサイトのように自動計算してくれるところもありますが、あくまで目安であって、正確な金額は問い合わせないとわかりません。

 

5kuho.com

 住民税、国民健康保険料、国民年金保険料ともに納付猶予や減免(減税)といった制度が存在します。住民税や国民健康保険料の制度は各自治体によって異なるため、自分の居住地がどうなっているのか調べるのはすごく大事です。

 

ちなみに、任意継続被保険というのもあります。国民健康保険と内容はほぼ同じになりますが、金額が異なります。人によってはこちらの方がお得ということもあります。

 

実家に帰る場合、これに引っ越し費用などがかかりますが、今回はなしで。

 

①の小計:約70万円

 

②生活するのに必要なお金

実家に住めるのか、一人暮らしをするのか、実家に住むならお金を入れるのかどうかで変わってきます。一人暮らしの場合は地域や個人による幅が大きいので、今回は実家にお世話になる設定で試算しましょう。個人が使うお金(交通費、通信費、軽食など)として月2万として、実家にお金を入れない場合で話を進めます。

 

②の小計

2万×15ヵ月=30万円

 

③受験勉強に必要なお金

受験勉強についてはこんな感じで。

・予備校は通わない。独学で。

 

・模試:河合塾を利用。マーク模試(6,590円)3回+記述模試(5,560円)3回+センタープレテスト(6,590円)1回=43,030円。交通費などは生活費(②)から出す。

 

・参考書は下の記事

sanda-igaku.hatenablog.com

に少し加えて、一冊1,500円×15冊=22,500円

 

・センター試験過去問:1冊1,000円×6冊=6,000円

・赤本:1冊2,500円×2冊=5,000円

 

・センター試験受験料:3教科以上 18,000円

・二次試験受験料:17,000円×2(前後期)=34,000円

・私立は受けない。

 

合格を最優先とした場合、志望校が遠方になる可能性がありますが、その交通費は今回はなしとします。

 

③の小計:128,530円(約13万円)

 

 

④合格したら必要なお金

・国立大入学金:282,000円

 公立大学はその地域出身なのかどうかで変わるので、今回は国立大学にて計算。ちなみに授業料は半期で267,900円です。こちらは入学後に払います。

 

 大学により基準は異なりますが、入学金・授業料ともに免除制度(全額免除、一部免除)があります。基準は基本的には収入と成績ですが、大学によって条件が異なるようです。「〇〇大学 入学金」などで調べたら出てきます。

 

他は合格手続きの際に、生協や保険に入るよう言われます。合わせて数万円です。保険は実習を行うのに必須なので、必ずどこかで加入する必要があります。

入学金と保険料など、合わせて30万円としましょう。

 

今回は入学する前で試算してますので、勿論受かった大学が遠方である場合は、引っ越し代や入居初期費用、生活用品のお金は別にしてます。

 

④の小計:約30万

 

 

気になる合計は

①+②+③+④=

約143万円!!

 

これ+αで受験の際の交通費、退職時と合格後の引っ越しや初期入居費用がかかる人はかかります。

 

 

費用が上下する要因

あくまで1例なので、これより高くなることも低くなることもあるでしょう。以下に高くなる、低くなる要因を挙げてみます。

 

 

【高くなる要因】

・国民健康保険料が高い自治体に住む

・一人暮らしをして再受験をする

・生活費を実家に入れる

・予備校に通う

・模試をもっと受ける

・参考書をもっと買う

・外食など生活費をかける

 

【低くなる要因】

・国民健康保険料が安いもしくは猶予などを受ける

・国民年金保険料の猶予などを受ける

・生活費を減らす

・模試を減らす

・参考書を減らす

・入学金の免除、猶予を受ける

 

貯金はどれくらいあればいい?

合計で140万円+αです。

貯金を考えるにあたって、入学金免除(もしくは猶予)で30万円除外します。猶予を受けても入学してしまえば奨学金があります。自治体や病院の奨学金は、入学金を想定して初年度の金額が大きくなっているものもあり、そこから賄えるため除外です。奨学金に関して書いたものはこちら。

 

sanda-igaku.hatenablog.com

sanda-igaku.hatenablog.com

 

住民税、国民健康保険料、国民年金保険料の軽減・減免・猶予制度は確実に受けられるとは言えないため、今回は利用しないこととします。

 

それに対して収入として失業手当が支給されます。設定した条件では合計で520,771円受け取れます。

 

すると、

 

143万円(総額)-30万円(入学金)-52万円(失業手当)=61万円

 

となります。前述した引っ越し費用なども含めても、実家に面倒を見てもらえる場合、1年間の受験では100万円ほどの貯金があれば足りるのではないかと思います。(もちろん、元の収入や国民健康保険料の金額など、個人により差があります。)

 

 

 

雑な計算かもしれませんが、働きながら再受験を目指す人の参考になればと思います。Twitterで質問箱を設置してます。質問や間違いの指摘などありましたら、お気軽に。