こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。
東京医大の入試において差別があったとして、文部科学省から調査が行われました。
医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について:文部科学省
性別だけでなく、年齢ごとの受験者数、合格者数が発表されまして、TLを見る限り、再受験界隈でも話題になってますね。
そこで僕も分析をしてみました。
発表された数字は何を示すのか?
調査結果では受験者数と合格者数が掲載されています。
それで、各大学の入試結果などと照らし合わせてみたところ分かったことがあります。
合格者数は推薦、AO、一般(前期、後期)、追加合格の全てを含みます。編入は含んでません。
入学後にどれくらいの22歳以上がいるのかを知るのは、医学部生活を考えるうえで大事ですけど、受験における突破率を考えるうえで、合格者数/受験者数によって出された年齢別割合を用いるのは正しくないですね。
例を挙げます。
推薦合格 | 一般合格 | (22歳以上) | |
A大学 | 10 | 110 | 12 |
B大学 | 40 | 80 | 12 |
こんな感じの入試結果があったとすると
両方とも22歳以上の人数は同じですけど、印象違いますよね。差別があるかないかは分からないけど、突破した割合を実績として見れるといいですよね。うん、僕はそう思う。
一般入試合格者における22歳以上の合格者数・割合
というわけで3年分を求めてみました。一般入試合格者数は、前後期と追加合格を合わせた値となっています。見にくいのはすみません。
【国立】
【公立】
で、ランキングにしたものがこちら。
半分以上の大学の一般入試において、合格者の1割は22歳以上ってなんか多い気がしませんか?島根は3割。これは多い。
平均だけでなくて、元データを乗せたのは実際の数字を見てほしいのと、年によっての変動を見てほしいからですね。平均値が高いところや、低めでも年によって変動が大きいところは、みなさんが気にするそういうのはない気がします。確証はないんですけどね。
データを用いて、色々やってる最中ですので、お待ちください。
Twitterで質問箱を設置してますので、何かありましたらお気楽にどうぞ。
【9/25追記】
筑波大学のデータにおいて、追加合格が考慮されておりませんでした。以下に正しいデータを記載します。なお、ランキングに変更はなく、他の大学にも数値の間違いは見つけておりません。
変更前(この記事上部のもの)
↓
変更後(一般合格者数が3年とも違います)