再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医学部を再受験した人のブログ。国立大学医学科5年。在学中に結婚し、娘も生まれました。

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医学部入試に面接は本当に必要なのか?

こんにちは、さんだです。

 気が付けば10月も終わりです。あと2か月で一年が終わってしまいます。でも、2か月って意外と長い気もしますので、やってみたいことは、年内にやってしまおうと意気込んでおります。

 

 

 さて、前回は「入試を公正でクリアにするのなら、こうしたらいいんじゃない?」と自分の考えを書きました。

 

 

 

 この中で「小論文と面接の廃止」を方法の一つとして挙げました。今回は「医学部入試における面接は必要なのか」について考えたいと思います。実はめちゃくちゃ書きたかったテーマだったりします。

 

 

 

面接で医師の適性を測るのはたぶん無理

 医学部は医師を養成する施設です。しょうもない医師よりも、良い医師を多く輩出したいに決まってますので、やはり医師の適性のある人を選びたいものです。「学力だけでは測れないもの」を測るために、面接は入試に組み込まれていると思うのですが、適性や人間性と言われるものは面接で測ることができるのでしょうか。

 

 

 たぶん無理です。できません。

 

 

 まず、良い医師の定義が不明ですので、適性を一概に言うことができません。「患者さんに寄り添える医師が良い医師だ」というのも分かりますけど、それなら面接官が教員(多くが医師)であるのがおかしくないですか。

 

 

 「患者さんのために努力して勉強できるのが良い医師だ」も分かります。勉強できない、科学的でない医師は存在が罪です。ですけど、それならば学力テストの方が測りやすいのではと思います。

 

 

 「患者さんを救いたいという強い思いが大事なんだ」も分かります。医学部の勉強って楽ではないですから、モチベーションを維持して取り組むのに思いは大事です。でも、思いだけでは人は救えないし、医師になろうと思う人間がこの気持ちを持ってないわけがないです。

 

 

 そもそも、10分程度の短い時間で人を判断できるわけないですし、聞く内容もある程度対策が立てられてしまうのです。ちなみに僕の面接の様子は↓

 

 

 

 

面接をなくすとヤバい人が医師になってしまうのでは?

 たぶん、「面接をすべき」って意見の人はこっちを重要視してるのだと思います。確かに、ヤバイ医師には診てほしくないですよね。僕もいやです。

 

 

 ですが、先ほども言った通り、入試の面接でヤバい人を落とすのって無理だと思うんですよ。確実に落とすのならば、疑わしい人全員を落とすことになるので、多くのやばくない人(当日、緊張した人とか)が巻き込まれて落ちる。すると合格者群の成績は多少落ちます。やばい人を医師にさせないために、全体の質を下げるって本末転倒な感じします。

 

 

 でね、やばい人の一定数は、面接をすりぬけると思うんです。これに経験や証拠は何もないですけど。よくニュースとかで「真面目な人だった」「そんなことするとは思わなかった」みたいなのよく聞くじゃないですか。入試時で普通でも、その後変わることもあるでしょうし。

 

 

 精神鑑定などを用いればもしかしたら確実にピックアップできるかもしれません。ですが、そういったものはスクリーニング(篩にかけて選別すること)には不向きです。めちゃくちゃコストがかかりますし、一般的になってしまうことで検査の意味がなくなってしまうからです。運転免許の認知症検査の本が出るのとかまさにそうですね。

 

 

 また、精神鑑定に引っかかった人がいても、100%正確な検査などありませんから、その人がヤバイとは必ずしも言えません。それにその人が何かをするということも、確実に言えるわけではありません。

 

 

 以上のように、面接自体に大した意味がないように見え、さらに前回の記事で書いたように入試の不透明性の原因になってしまうのなら、もうなくしてしまっていいと思うのです。

 

 

 これで入試不正問題シリーズは一旦完結です。まとめ記事は書くかもしれませんが。Twitterでは質問箱を置いてますので、何かご意見のある方はぜひ。お待ちしております。もちろん、質問や要望、感想もいつでもなんでも受け付けてます!