再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医学部を再受験した人のブログ。国立大学医学科6年。在学中に結婚し、娘も生まれました。

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「医学部はどこも同じなのか」問題について

ここ数日、「医学部はどこも同じ」論がTLを賑わせております。今回はこのことについて。

 

 ちなみに、僕は「どこも同じなわけがない」という意見です。まぁ、このことが話題になること自体が、同じではないということを示してもいますし。

 

 

 

それぞれの意見

 TLを見ていると、ざっくりと各陣営ともに意見はまとまっている様子ですね。

 

「医学部はどこも同じ」派の意見

 ・学ぶ内容はほぼ同じ

 ・どこにいっても医師免許は同じ

 ・給料もほとんど同じ

 ・高偏差値出身=良い医師ではない

 

「医学部はどこも同じではない」派の意見

 ・立地、偏差値、教育内容、進級率などが違う

 ・教授や研究やるなら上位校の方がいい

 

そもそも論じているものが違う

 見たらわかるけど、論じている内容が違うわけです。だから、「何をもって同じなのか/異なるのか」の前提が整ってないままなので、永遠にすれ違うと思います。ってか、どっちも間違ってないよね。

 

 

医学部に求める条件の「幅」

厳密に「どこも同じ」と思っている人はいない

 これを論じてるのはほぼどこかの医学部に通っているわけです。つまり、何らかの基準をもってその医学部を選択した人ですね。つまり、そこにその人の考えが噛んでいるわけで、厳密な意味で「医学部はどこも同じ」と考えている人ってほとんどいないと思うわけです。

 

 まぁ、日本全国の医学部からサイコロ振って選んだとかいう人がいたら、その人は「どこでも同じ」として良いと思う。

 

「幅」がない人もいない

 医学部を受験した人が何らかの選択をしているわけですけど、その基準は個人によって様々なわけです。立地で言えば「ド田舎でもいい」という人から「絶対に都内がいい」という人まで。

 

 でも多くの人の条件には「この辺の地域で」「偏差値は自分が届く範囲で」みたいに幅があると思います。模試の志望校の欄に一校しか書かなかった人も少ないでしょう。「医学部はどこも同じではない」とする人も、厳密な基準があるわけではないんですよね。たまに「〇〇大以外考えられない」って人はいますけど、そういう人も後期は別のところを受けたりしますし。

 

 

価値観の差でしかない

 各陣営の差って、何に価値を置くのかの差でしかないと思うんですよね。個人の価値観は尊重されるべきだけど、価値観で人を殴るのはなんだかなぁと思います。

 

 「部屋の向きはどこでもいい」と思ってる人に「日当たりとか差があるよ」って言っても響かないような感じ。でも、響かないからといって「部屋の向きも考えずに住むのは愚かだ」とか言うのも、色々言われたからといって「部屋の向きにこだわりすぎるのは愚かだ」とか言うのもナンセンスなわけで。

 

 受験で良い成績を修めたっていう事実には敬意を示すべきだけど、だからって上位校を崇めなければいけない、なんてことはなくて。逆に、自分より低い偏差値の学校の人を「努力してない」「敬意を払え」とかいうのもおかしな話だと思うわけです。

 

 結局、「自分はどこも同じだと思うよ」「自分は同じなわけないと思うよ」くらいに留めておくのが、お互いにいいのではないでしょうか。別の意見の存在を認めることは敗北というわけでもないですし、「ほーん。君はそう思うんやな」くらいで。

 

 Twitterなんて好きに話したらいいと思うんですけど、この議論で得られるものは何もないんじゃないかな。

 

おわり。