再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医学部を再受験した人のブログ。初期研修医2年目。

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コロナ禍と研修医

こんにちは、さんだです。

 

 今回はコロナ禍での研修生活について。

 研修開始した2020年から新型コロナウイルスが流行しているのでそうでないときとの比較はできないけど、備忘録的なメモとして残しておきます。全部自分の主観で、一般化するつもりはないですし大したことは書いてないです。

 

COVID-19診療に研修医が駆り出されるか

  研修施設は中等症と重症を見ることが多い病院。僕は感染症科を計4ヶ月くらい回った。そのうち、COVID-19患者が多かったのは3ヶ月くらいで自分で希望して回った。もともと感染症診療に興味があったのと、感染症科の先生がめちゃくちゃ好きなので少しでも力になれればという理由。

 

  当院でも近隣の病院でも研修医が病院から要請があってCOVID-19診療に関わるというのはあまり聞かない。まぁ大阪や東京ほど爆発していたわけではないからそうなのかも。

 

色々勉強になったCOVID-19診療

 個人的には感染症科でCOVID-19診療に関わったのは色々勉強になった。呼吸器管理やステロイド、インスリンの調整など、それも基礎疾患も見ながらだったので興味深かった。

 

 あとは、確固なエビデンスが確立されていなので色々な論文を探す習慣が付いた。指導医の先生が読んでない論文を見つけるのが一つの楽しみになってた。

 

 いわゆる感染症診療の時間が減ったのは残念なことではあるんだけど、指導医の先生が合間を縫って色々指導してくれたので満足度は高かった。

 

救急での診療

 救急に限らず一部の外来でもそうだけど、胸部CTの閾値が非常に低いと感じる。うちだけなのか、他もそうなのか知らないけど。CTありきの診療にならないようにしているつもりだけど、CTがない状態でどこまで自分ができるのかはめちゃくちゃ不安ではある。

 

 あとはCOVID-19が疑われるのか、そうでないかの判断が結構早い段階で求められる。結局、入院ってなるとほとんどでSARS-CoV-2の何かしらの検査は取るんだけど、陰性すなわちノーマル対応ではなく、病歴とか身体所見とかそういうのをひっくるめての判断になるからひと手間かかる。まぁこの辺はしょうがない。

 

外来での診療

 2020年度の研修から一般外来研修が必修になった。今まではろくに研修もないまま3年目になったら当然のように外来に出ていたから、この改変は良いと思う。ただ、COVID-19の流行で外来が発熱外来とそうでない外来に分けられた。全国には発熱外来に入る研修医もいるだろうけど、当院の研修医はそうではないのでこれで十分な経験が積めるのかと思う。

 

 発熱外来に入らないと「風邪」をほとんど診ない。一時期は咽頭痛、咳嗽、下痢のどれかがあれば熱がなくても発熱外来に回されていたので、逆に何診るの状態。当直でも経験は積めるし、しょうがないことではあるんだけど、外来研修の質としては疑問が残る。

 

病棟での診療

 予定手術を延期できるものは延期するようお達しがあったときは、外科系ローテの手術数が減ったことがあった。僕は影響は受けなかったけど、同期がそれで暇だって言ってたっけ。

 

 細かいことは色々あるんだけど、一番影響が少ないのが病棟での研修じゃないかな。COVID-19診療中はずっとフルPPEでしんどかったけど、それくらい。

 

他スタッフの名前が覚えられない

 もともと人の名前を覚えるのが苦手なんだけど、コロナ禍になってこれが一番つらい。みんなマスクだし、場所によってはヘアキャップもだし。素顔がわからん。PPE装着すると名札も見えん。強制的な飲み会がなくなったのはいいこともあるけど、仲良くなた人と食事や遊びに行くのがないのもつらい。

 

おわり

 いつか終わってほしいなと思いつつ、CTの閾値とか常時マスクとかそういうのは今後のスタンダードになるんかもなとも思う。 時代に合わせてできることをやっていくしかないのだけど。コロナ禍と臨床研修制度の改定とのコンボでこの代の研修医は大変だと思うよ。あと半年がんばろう。